キスダム 「ネクロダイバーを調整す」
時刻は深夜。 周りを見渡せる荒野である。
かろうじて残ったビルの中でシュウとヴァルダは休息を取っていた。
荒れた建物の一室、少し埃っぽいベッドとソファーでシュウとヴァルダは横になっていた。
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ヴァルダ「哀羽シュウ、少しいいか。 お前に少し不自然な点がある。 以前から気になっていた」
シュウ「なんだ、言ってみろ」
ヴァルダ「お前は一体いつ性欲処理しているのだ? お前くらいの年齢なら自慰行為をするはずだが。
我ら僕は常に側にいるが行為に及んでいるのを見たことがない」
シュウ「ば、ばっ、何言ってんだ!?」
ヴァルダ「お前はネクロダイバー。 しかしベースは人間だ。 人間の体に超常的な力が加わったと考えていい。
その性欲を持て余す年代のお前が、全く自慰行為に走らないのは問題があるはずだ」
シュウ「何言ってやがる! 馬鹿なこと言ってないでもう寝ろ。 明日も早いんだ」
ヴァルダ「強がるな。 感情は行動の根源だ。 今まで押し隠していたのだろう?
ネクロダイバーがそんな調子では、できることもできなくなる。 よし・・・、ヴァイレ! ヴァラール! シュウを押さえろ!」
ヴァイレ「良いのか?」
ヴァラール「僕の権限を越えていそうだが」
ヴァルダ「構わん、これもネクロダイバーのためだ。 やれ」
シュウ「ちょっと待、くっ。 こら止めろ! く、くそ、二人がかりで。」
ヴァルダ「よし、そのままだ」
カッカッカッ。 ヴァルダはシュウへ近づく。 そして・・・、一気に抱き付いた。
ヴァルダ「慌てることはない。 そういうデータもダウンロード済みだ。」
シュウ「そういうデータって何だ!?」
ヴァルダは無言のままシュウのズボンを脱がしてゆく。 そしてシュウの下半身が露わになった
シュウ「こら、止めろ!」
ヴァルダ「駄々っ子じゃあるまいしおとなしくしろ、ん、チュッ・・・」
シュウ「うっ!」
ヴァルダはシュウの性器の亀頭に軽くキスをした
ヴァルダ「ふっ、なかなか敏感なようだな」
チュ、チュッ、ペロッ。 ジュジュッ、ん・・、んん・・・
鈴口から少しずつ、丁寧に舌でなぞっていく
シュウ「くぅ、あ、あぁ」
ヴァルダ「気持ち良さそうでなによりだ///」
シュウ「んなわけ・・・クッ!」
ヴァルダは先端を咥えた。 唾液を肉棒へ広げてゆく。 そしてだんだんと上下する幅を増やしてゆく。ゆっくり、確実に。
ヴァルダ「んっ、んっ、じゅぷ。 ペロペロ、ジュッ、んっんっんっ・・・」
シュウ「くあぁっ、くっ、あ、あぁ・・」
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ・・。ちゅ、ちゅっ、じゅ・・・
じゅじゅじゅじゅ! ジュッジュッジュッジュッ! ジュジューッッ!!
シュウ「あっ、くあっ! ぐ、ぐっ!」
ヴァルダ「我慢するな。 すぐに出させてやる・・・そらっ」
ジュジュジュジュジュジュ! ちゅるっ、ジュッジュッジュッジュッジュッ!!!
シュウ「で、出る! ヴァルダ!! あぁっっ!!!」
ドビュ! ビュビュッ! ビュー・・・ビュッ!!
ヴァルダ「あっ、ん、んん、ゴク、ゴクゴク・・・」
シュウ「く、まだ、出る・・」
ビュッ! ビュッ!
ヴァルダ「ゴク、ゴク、んん、あ、漏れる、あ、んん、じゅる・・・」
さらに数秒の間シュウの射精は続いた・・・
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ヴァルダ「どうだった?」
シュウ「どうもこうもあるかっ!!!」
ヴァルダ「恥ずかしいからといってそう怒鳴るな。 なかなか気持ち良さそうだったぞ」
シュウ「く、うっせぇ!」
ヴァルダ「時々してやるからそんなに睨むな。 それとも毎日必要か?」
ヴァルダは勝ち誇ったような目でシュウを見上げた
シュウ「もういい、クソッ! つーかお前最近変だぞ」
ヴァルダ「そんなことはない、私は私だ」
シュウ「あー、もう寝る。 朝までもう時間が無いからな。 邪魔すんなよ!!」
シュウはそう言って部屋を出て行った。 僅かな間の後、ヴァルダが口を開いた
ヴァルダ「強がるな。 私は強がってないぞ」
そう言い残し、シュウを追いかけた。
部屋に残るヴァイレとヴァラールは
ヴァイレ「何だこの感覚は?」
ヴァラール「おそらくヴァルダを通して伝わっている。 だが不思議だ。 悪くない・・・」
ヴァイレ「ああ、最近ヴァルダに見られる変化が理由かもしれん。 理解を試みる。 だが今は・・・」
ヴァラール「ネクロダイバーを追いかける。 ここはまだハーディアンの巣から近い」
その言葉の数秒後二人は消えていた。 そして建物の外からは騒がしい声が聞こえ始めた・・・